こんにちは!AP TECHアートディレクターの佐藤です。
今日は、現在のキャラクターHachiが生まれるまでのお話をしたいと思います。

犬のキャラクターをつくろう!
みなさんは、Hachiのキャラクターの犬の品種が何だか、おわかりですか?
そうです、「秋田犬(あきたいぬ)」です。
「秋田犬」と言えば、最近はフィギュアスケートのザギトワ選手に贈られた「マサル」も有名ですが、「忠犬ハチ公」のような、飼い主に忠順な番犬を思い浮かべる方が多くいらっしゃるのではないでしょうか。
* * * * *
それは2019年の秋、はじめてAP TECHの打ち合わせに参加したときのことです。
「かわいい番犬Hachiが飼い主を見守ってくれている」という現在のサービス設計は、企画の初期段階から大西の中でイメージがありました。
なんでも「番犬」は英語で「watchdog(ウォッチドッグ)」と呼ばれるそうで、「watchdogが24時間365日、大切な家族を見守るサービス」というコンセプトを説明してもらいました。
なんだかハイテクそうな言葉が次々と並ぶ企画書の中に、見守られる家族と見守る家族の間に1匹の犬がいるだけのシンプルな図がありました。
正直、アプリのシステムやサービスの仕組みなどは1回聞いただけでは理解が難しかったのですが、その単純明快な1枚の絵を目にしたとき、「なんてわかりやすくて面白いサービスなんだろう!早くHachiが世の中に誕生してほしい」と一気に興奮したのを覚えています。
Hachiのシルエットは、数字の8!?
それからHachiのキャラクターデザインがはじまりました。
アップルウォッチやスマホといった小さな画面の中で表示されるので、形はシンプルな2頭身で、毎日そばにいて嬉しくなるようなコロコロしたかわいい子犬というイメージでつくりはじめました。

夢中でパソコンに向かっていたときに、ハッと気付きました。
だるまのように頭の丸と体の丸が上下で重なったHachiのシルエットが、
そう、数字の「8」のシルエットと重なったのです。

「Hachi」の名前は、AP TECH創業の地、岩手山の裾に広がる八幡平市の「八」が由来でもあります。形に意味合いも出てくるので、基本的な形はこの数字の「8」のシルエットをベースにすることにしました。
だるまの形や、数字の「8」。
そういえば、
あの国民的アニメのキャラクターも似たようなシルエットだな……。
「人が見て心地よいと思う形は、きっと普遍的なものに違いない」
そう確信しながら形をつくっていきました。
秋田犬らしさを加える
初回の打ち合わせでは、このだるま型のHachiのバリエーションを提案しました。
なんと、昔秋田犬を飼っていたというスタッフに「かわいいー!」と言う一言をもらい安心しましたが、そこは飼い主だっただけにこだわりが。
「もうちょっと秋田犬っぽい特徴が出るといいですよね。
今の絵だと尻尾がないですが、秋田犬って、尻尾がくるんと丸くて太くて、額のところがこういう形をしているんです!」
昔飼っていた秋田犬のことを思い浮かべていたのでしょう。
満面の笑みで、富士額のシルエットを指で描きながら教えてくれました。
なるほど、確かに言われてみるとそうです。
秋田犬は、尻尾がもふもふしてくるんと丸く、額の模様も特徴的。
なーんだ、私の描いていた犬は、秋田犬ではないじゃないか!
しば犬と秋田犬の違いもあいまいで明確に意識していなかったことに気づき、次回打ち合わせまでにその部分を修正することになりました。
▼ <その2>へ続く
【開発秘話その1】犬のキャラクター『Hachi』のデザイン誕生まで。

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