
現代では耳にすることが多いGPS。位置情報を取得できることは理解していても、どのような歴史があるものなのか知らないという方も多いのではないでしょうか。今回は、見守りサービスにも活用されているGPSの歴史などについて解説しました。
GPSとは?
GPS(グローバル・ポジショニング・システム:Global Positioning System)は、全世界的に位置情報を得ることができるシステムのことです。もともと米国国防省が冷戦時代に軍事用に打ち上げた衛星を活用しています。
最初にGPS衛星が打ち上げられたのは1978年。その後1983年までアメリカ合衆国の軍事利用のみに使用されていました。しかし、1983年の大韓航空機墜落事件をきっかけとして、二度とこのような悲劇を起こさないために、当時のアメリカ合衆国大統領ロナウド・レーガン氏がGPSの一部の機能を民生用に無料で開放したことで、広く様々なサービスに活用されるようになったのです。
なお、日常生活で活用されているGPSサービスは標準ポジショニング・サービス(SPS)と呼ばれるものにあたります。より精度が高い精細ポジショニング・サービス(PPS)は、現在でも米軍連邦省庁や米軍など一部の限られた機関のみに使用されています。
日常的に活用されているGPS
GPSの商用利用が活発化したのは2000年以降と言われています。現在ではスマートフォンのアプリにGPSが活用されているなど、非常に身近な存在です。例えば地図アプリを起動すると、GPSを使用して自分の現在の位置を容易に把握できます。また、写真にGPSの位置情報を付与してSNSに投稿することも可能です。近年では子どもや高齢者の見守りサービスにもGPSは活用されています。ただし、宇宙にある衛星から電波を取得するため、屋内や山林などでは誤差が生じることがGPSの弱点です。
GPSを組み合わせた見守りサービスがオススメ
弱点を加味してもとても便利なGPSですが、GPSだけで見守りをすることは実は難しいです。GPSを活用すれば位置情報を取得はできますが、見守っている相手の健康状態までは把握できません。その為、見守り目的で活用するなら、位置情報だけではなくバイタルデータなどを取得できるサービスがオススメです。
「Hachi」はGPSを活用した位置情報の取得と合わせて、バイタルデータも確認することができます。自宅などを「ホームエリア」に設定しておくと、見守る人に見守られる人の外出や帰宅情報がメールで届くので安心です。気になった方は、下記ページよりぜひお気軽にお申し込みください。