こんにちは。AP TECH アートディレクターの佐藤です。
前回に続いて今日は Hachi のデザインについてお話しします。
▼ その1はこちら
【開発秘話その1】犬のキャラクター「Hachi」のデザイン誕生まで。
Hachi の色は、どんな色?
初回の提案を経て、Hachi を秋田犬にすべく、あれこれバランスを整えながら修正していきました。

くるんとした尻尾や、顔の中央に寄ったつぶらな目など、
秋田犬の子犬らしくなってきたでしょうか。
また、「Hachi」のロゴタイプについても検討しました。
「安心感」や「親しみやすさ」が感じられるよう、角は丸く。また、犬のキャラクターであることや Hachi のかわいらしさを犬の足跡のシルエットで、データを送受信するアプリの特徴を電波マークであしらっています。
問題は「色」です。
チームからは特に色の希望はなかったので、一緒にHachiの色について考えていきました。

緑、オレンジ、青、ピンク。
皆さんは、それぞれの色「 Hachi 」からどんな印象を受けますか。
例えば、
緑…安心感・リラックス・健やか
オレンジ…活動的・元気・フレンドリー
水色…冷静・誠実・クリーン
ピンク…安心感・優しさ
などなど。
うーん、どれも良いですね(笑)。
どの色が Hachi にふさわしいかを話し合った結果、Hachi の提供するみまもりによる「安心感」や、誰にでも優しいアプリであるという特徴をふまえ、ピンクに決定しました。
この「Hachi Pink」は、キャラクターやロゴと共に Hachi を印象付ける、サービスのメインカラーとして、ロゴのみならず、様々な場所で展開し、サービスイメージの定着を計っています。

「みまもり」の未来を変えていくために
現在、Hachi のキャラクターをきっかけに幅広い方々にサービスへの興味を持っていただいていることは大変嬉しいことです。また、「いわゆる“高齢者向け”のサービスっぽさが無いのがいい」といった感想もいただいています。
確かに“高齢者向け”と聞いて思い浮かべるイメージは、少なからずありますよね。
もしかしたら、特に若い世代においては、そのようなデザインであるがために、無意識のうちに「自分とは関係ないもの」として分別してしまっているかもしれません。
本来「みまもり」や「介護」は、みまもられる本人やその家族、限られた専門家だけのものではありません。あらゆる人がサポートし合いながら、より健康で自分らしく生きようとしている今、より幅広い世代やジャンルの人々が関心を持って、向き合っていくべきことです。
* * * * *
微力ではありますが、デザインという側面から従来のそのようなイメージを少しずつ払拭し、より多くの皆さんに、家族や大切な人、そして地域社会における「みまもり」について改めて考え、小さなアクションを起こしてもらうきっかけになればと思っています。
みまもる人も、みまもられる人も、安心して楽しく利用できるサービスを目指し、これからもHachi は進化していきます。

Apple WatchやiPhoneを活用し、
離れて暮らすご家族をみまもります。
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