高齢者と情報機器の活用事情を調べてみた

スマートフォンやパソコンなど、今や通信機器は現代の生活に欠かせないアイテムになっています。通信機器を活用することで、友人や家族と連絡を取り合ったり、情報収集をするなど、日常生活で利用される場面が多いです。今回は高齢の方の情報機器活用状況について調べてみました。

高齢者の情報機器活用状況

令和3年版高齢社会白書によると、各国の60歳以上の人が普段使用している情報通信機器として、「テレビ」が最も高い割合となりました。日本、アメリカ、スウェーデンの場合は約8割、ドイツでは約9割が「テレビ」を利用していると回答しています。

他にも携帯電話やスマートフォン、パソコン、タブレットなどを利用している人は一定数存在しているとわかりました。アメリカでは「パソコン」を利用している人の割合が62.9%、スマートフォンは62.6%とパソコンの方が利用している人の割合が多いですが、日本・ドイツ・スウェーデンでは「スマートフォン」を利用している人の割合の方が高く、それぞれの国で、44.5%、65.2%、58.8%との結果が報告されています。

参照:情報機器の活用について|令和3年版高齢社会白書(全体版)

情報機器を使わない理由

令和3年版高齢社会白書の調査の中で、60歳以上で通信機器を使わない人に理由を尋ねたところ日本とスウェーデンでは「使い方が分からないので、面倒だから」という回答が多いです(日本50.3%、スウェーデン40.5%)。アメリカとドイツにおいては「必要性を感じないから」という理由の割合が高いと報告されています。

必要性という観点から言うと、高齢社会白書の平成27年度の調査では、60歳以上で「必要性を感じないから」と答えた人の割合は70.4%でしたが、令和2年の調査では49.2%に減少しています。対して「使い方が分からないので、面倒だから」と答えた人の割合は、26.8%から50.3%に上昇しました。

日本においては、情報機器の便利さなどから使う必要性を感じていても、使い方がわからなくて生活に取り入れていない人が多いことがわかります。逆に考えると、使い方さえ覚えれば、日常生活に溶け込んで使いこなせる可能性は高いと言えるでしょう。

情報機器は便利な道具・使い方を覚えるには?

使いたいけれど使い方がわからないと思う方は、高齢者向けのスマホ教室などで使い方を学ぶこともおすすめです。使い方を覚えたいけれど、何がわからないのかわからないという状態からでも、教え慣れたプロの講師が丁寧に教えてくれます。もちろん、身近な知人や家族などに使い方を教えてもらう方法も効果的です。使いこなすには練習が必要ですので、ゆっくりと覚えて慣れていけば十分に必要な機能を使いこなせるようになります。

情報機器は便利な道具です使えるようになることで、日常生活でできることが広がる可能性があります。まずは身近なところから慣れてもらうのも良いでしょう。見守りアプリ「Hachi」は、Apple Watchを活用し遠方に住む家族に、歩数や心拍数などのデータを送ることができます。離れていても家族の健康状態がわかるアプリです。だんだんに便利な情報通信機器を生活に取り入れることで、より暮らしやすくなります。「Hachi」について詳しくは、下記をご覧ください。

 Apple WatchやiPhoneを活用し、
離れて暮らすご家族をみまもります。

\ Hachiのサービスについて詳しくはこちら! /

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Yuko Matsumoto

AP TECH株式会社 ソフトウェア開発事業部 WEBマーケティング / カスタマーサポート