コロナ禍で普及が進んだオンライン交流。高齢の方もオンラインツールを活用して交流する人が増えています。今回は、コロナ禍による変化とオンライン交流の増加などについて紹介します。
適度な人付き合いが大切
何歳になっても人付き合いのバランスを取ることは難しいものですが、適度な人付き合いは健康に良いと言われています。東京都健康長寿医療センター研究所の調査では、高齢者の孤立と死亡リスクの関連に関して、下記のように紹介されています。
東京都健康長寿医療センター研究所の藤原佳典研究部長の研究グループは、日常の生活に問題のない健康な高齢者であっても、社会的な孤立と閉じこもり傾向が重積している者では6年後の死亡率が、どちらも該当しない者に比べて2.2倍高まることを明らかにしました。
60歳で定年を迎えると、仕事から離れ人付き合いが減る高齢者も多いですが、適度な友人・知人との交流は、生活に良い影響を与えると言えます。
コロナ禍による変化とオンライン交流の増加
令和3年版高齢社会白書によると、新型コロナウイルス感染症の拡大により外出や人との交流の機会が減ったと回答する人が増えています。「旅行や買い物などで外出することが減った」と回答した割合は日本で68.0%、「友人・知人や近所付き合いが減った」と回答した割合は日本で55.3%です。同調査のスウェーデン・ドイツ・アメリカの割合と比べると少ないですが、新型コロナウイルス感染症の拡大によって、外出や人付き合いの機会は減ったことがわかります。
ただし、「メール、電話、オンラインでの連絡が増えた」と回答した割合は、日本で26.0%であり、オンラインでの人付き合いは増加傾向でした。今後は高齢の世代でも、オンラインを活用した新しい人との交流のやり方が普及することも考えられます。
離れていてもつながるオンラインでの交流
オンライン交流には、距離が離れていても気軽に繋がれるメリットがあります。メールや電話だけではなく、近年ではZoomなどのテレビ電話を活用した交流ツールも人気です。オンライン交流であれば、移動しなくても慣れた場所で友人や家族と交流することができます。移動が大変な高齢の方にとっても便利です。
ただし、使い方に慣れるまでには時間がかかることが考えられます。核家族化が進行している日本においては単独で暮らす高齢の方も多く、家族に使い方を教えてもらうことなどが難しい場合もあります。その一方で高齢者向けにZoomなどの使い方を教える講座が各地で開催されています。オンラインでの交流手段を確保しておくと、外出が難しい時も人との交流が途絶えにくいので、少しでも興味があれば使い方を覚えて徐々に慣れていくことが効果的です。
近年では、通話機能だけではなく、離れて暮らす家族に健康状態のデータを送信できる機能があるアプリも開発されています。見守りアプリ「Hachi」は、アプリがインストールされたApple Watchを身につけていつもの生活をするだけで、歩数や心拍数などのデータが見守っている方に自動で送信されているので、いざという時にも安心です。ボタン一つで簡単に繋がれるビデオ通話機能もあります。気になった方は、ぜひ下記より詳しい説明を確認してみてください。
Apple WatchやiPhoneを活用し、
離れて暮らすご家族をみまもります。
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