VISION
私たちの目指す未来

ヘルスケアと医療が
結合した世界

これは、私達が目指すそう遠くない世界。
5年後にこんな世界に住みたい。

あなたも、5年後の世界をのぞいてみませんか?

20XX年。朝起きた時に体の不調を感じた山田さんは、パソコンのスイッチを押す。ボタン一つで立ち上がった画面には、今年70歳を迎えた山田さんも読みやすい大きな文字やわかりやすいカラフルなイラストで操作方法が表示されている。人差し指でキーボードを打ち、チュートリアルにしたがって画面を進むと、オンライン診療を行う医師に繋がった。昔は、医師がいる町の病院まで電車やバスを乗り継いで向かわなければならなかったが、今は無医村の山間部に暮らしていても、すぐにオンライン診療が受けられるようになった。以前は病院についても待合室で何時間も待つことになったが、今は待ち時間ゼロである。



「今日はどうされましたか?」と聞かれ、自分の感じた違和感を伝えると同時に、いつも手首に装着しているウェアラブル端末のデータが医師に提供される。前回診療した時点からPHR(パーソナルヘルスレコード)に変化がないか、既往歴と照らし合わせて、診察が進む。医師から、ある時点の数値の変化を指摘され、思い返してみると、その日は暑くて畑に出るのをやめて休んでいたことを思い出した。そういえば、それから外に出るのが億劫で、歩く量が減っている気がする。実際にウェアラブル端末のデータを確認すると、歩数等のバイタルデータに変化が生じていた。自分の言葉以外にも、PHRのデータが説明を補ってくれるのでわかりやすい。 医師から生活指導と合わせていくつか薬を処方された。画面が切り替わり、今度は薬剤師がオンライン服薬指導をしてくれる。しばらく待っていると、ドローンが薬を届けてくれた。以前は、処方箋を持って薬をもらいに薬局に行かねばならなかったが、今はドローンが自宅まで配達してくれるので楽である。


数日経つと山田さんの体調はすっかり良くなった。ピコンと音がして手首の端末を確認すると、医師から教えられた生活指導の注意が、スマートフォンやウェアラブル端末に送られてきていた。最近では、脳梗塞や心筋梗塞などの疾病誘発因子も解析されており、その兆候がバイタルデータに現れればメッセージが届く仕組みになっていると聞く。日々の生活で気をつけるポイントにちょっとだけ注意しながら、今日も山田さんは元気に畑へと向かう。

あなたはこのような世界が実現すると思いますか?それとも夢物語と思うでしょうか?
実は、このような世界は、実現に近づきつつあります。AP TECH株式会社が目指すのは、冒頭の物語で紹介したようなヘルスケアと医療が結合した社会の実現です。

これまでの課題と目指していく未来について

これまで、非医療系(ヘルスケア)は医療に介入できず、医療は非医療系(ヘルスケア)に介入できない構図が構築されていました。しかし、人生100年時代を迎えた昨今、一人の人が長い人生を健康で活き活きと生活する為には、非医療系(ヘルスケア)と医療を結合し、データを双方に活用することが望ましいです。寿命が伸びた現代において、心身ともに自立して健康的に暮らせる健康寿命の期間を伸ばすことの必要性が増しています。

AP TECH株式会社は、ウェアラブルデバイス等を活用した個人の健康状態の継続的な把握と合わせて、将来的には『行動変容を良い方向へ促すAIメッセージング』の市場化を目指しています。治療後や日常生活における経過観察を目的とするコホート事業も兼ねたプロジェクトを、「民が興し、官が支え、学が評価する」産官学で八幡平市からスモールスタートし、日本のヘルスケア&医療の課題をローカルから解決するスキームの構築を実施する予定です。

行動変容で未病を改善する社会を目指し、AP TECH株式会社は、希望ある未来の実現に向け動き出しています。